Romans 7:5-13

Japanese(i) 5 われら肉に在りしとき、律法に由れる罪の情は我らの肢體のうちに働きて、死のために實を結ばせたり。 6 されど縛られたる所に就きて我等いま死にて律法より解かれたれば、儀文の舊きによらず、靈の新しきに從ひて事ふることを得るなり。 7 さらば何をか言はん、律法は罪なるか、決して然らず、律法に由らでは、われ罪を知らず、律法に『貪る勿れ』と言わずば、慳貪を知らざりき。 8 されど罪は機に乘じ誡命によりて各樣の慳貪を我がうちに起せり、律法なくば罪は死にたるものなり。 9 われ曾て律法なくして生きたれど、誡命きたりし時に罪は生き、我は死にたり。 10 而して我は生命にいたるべき誡命の反つて死に到らしむるを見出せり。 11 これ罪は機に乘じ誡命によりて我を欺き、かつ之によりて我を殺せり。 12 それ律法は聖なり、誡命もまた聖にして正しく、かつ善なり。 13 されば善なるもの我に死となりたるか。決して然らず、罪は罪たることの現れんために、善なる者によりて我が内に死を來らせたるなり。これ誡命によりて罪の甚だしき惡とならん爲なり。