1 Corinthians 15:13-57

Japanese(i) 13 もし死人の復活なくば、キリストもまた甦へり給はざりしならん。 14 もしキリスト甦へり給はざりしならば、我らの宣教も空しく、汝らの信仰もまた空しからん、 15 かつ我らは神の僞證人と認められん。我ら神はキリストを甦へらせ給へりと證したればなり。もし死人の甦へることなくば、神はキリストを甦へらせ給はざりしならん。 16 もし死人の甦へる事なくば、キリストも甦へり給はざりしならん。 17 若しキリスト甦へり給はざりしならば、汝らの信仰は空しく、汝等なほ罪に居らん。 18 然ればキリストに在りて眠りたる者も亡びしならん。 19 我等この世にあり、キリストに頼りて空しき望みを懷くに過ぎずば、我らは凡ての人の中にて最も憫むべき者なり。 20 然れど正しくキリストは死人の中より甦へり、眠りたる者の初穗となり給へり。 21 それ人によりて死の來りし如く、死人の復活もまた人に由りて來れり。 22 凡ての人、アダムに由りて死ぬるごとく、凡ての人、キリストに由りて生くべし。 23 而して各人その順序に隨ふ。まづ初穗なるキリスト、次はその來り給ふときキリストに屬する者なり。 24 次には終きたらん、その時キリストは、もろもろの權能・權威・權力を亡して國を父なる神に付し給ふべし。 25 彼は凡ての敵をその足の下に置き給ふまで、王たらざるを得ざるなり。 26 最後の敵なる死もまた亡されん。 27 『神は萬の物を彼の足の下に服はせ給ひ』たればなり。萬の物を彼に服はせたりと宣ふときは、萬の物を服はせ給ひし者のその中になきこと明かなり。 28 萬の物かれに服ふときは、子も亦みづから萬の物を己に服はせ給ひし者に服はん。これ神は萬の物に於て萬の事となり給はん爲なり。 29 もし復活なくば、死人の爲にバプテスマを受くるもの何をなすか、死人の甦へること全くなくば、死人のためにバプテスマを受くるは何の爲ぞ。 30 また我らが何時も危険を冒すは何の爲ぞ。 31 兄弟よ、われらの主イエス・キリストに在りて、汝等につき我が有てる誇によりて誓ひ、我は日々に死すと言ふ。 32 我がエペソにて獸と鬪ひしこと、若し人のごとき思にて爲ししならば、何の益あらんや。死人もし甦へる事なくば『我等いざ飮食せん、明日死ぬべければなり』 33 なんぢら欺かるな、惡しき交際は善き風儀を害ふなり。 34 なんぢら醒めて正しうせよ、罪を犯すな。汝等のうちに神を知らぬ者あり、我が斯く言ふは汝等を辱しめんとてなり。 35 されど人あるひは言はん、死人いかにして甦へるべきか、如何なる體をもて來るべきかと。 36 愚なる者よ、なんぢの播く所のもの先づ死なずば生きず。 37 又その播く所のものは後に成るべき體を播くにあらず、麥にても他の穀にても、ただ種粒のみ。 38 然るに神は御意に隨ひて之に體を予へ、おのおのの種にその體を予へたまふ。 39 凡ての肉、おなじ肉にあらず、人の肉あり、獸の肉あり、鳥の肉あり、魚の肉あり。 40 天上の體あり、地上の體あり、されど天上の物の光榮は地上の物と異なり。 41 日の光榮あり、月の光榮あり、星の光榮あり、此の星は彼の星と光榮を異にす。 42 死人の復活もまた斯くのごとし。朽つる物にて播かれ、朽ちぬものに甦へらせられ、 43 卑しき物にて播かれ、光榮あるものに甦へらせられ、弱きものにて播かれ、強きものに甦へらせられ、 44 血氣の體にて播かれ、靈の體に甦へらせられん。血氣の體ある如く、また靈の體あり。 45 録して、始の人アダムは、活ける者となれるとあるが如し。而して終のアダムは、生命を與ふる靈となれり。 46 靈のものは前にあらず、反つて血氣のもの前にありて靈のもの後にあり。 47 第一の人は地より出でて土に屬し、第二の人は天より出でたる者なり。 48 この土に屬する者に、すべて土に屬する者は似、この天に屬する者に、すべて天に屬する者は似るなり。 49 我ら土に屬する者の形を有てるごとく、天に屬する者の形をも有つべし。 50 兄弟よ、われ之を言はん、血肉は神の國を嗣ぐこと能はず、朽つるものは朽ちぬものを嗣ぐことなし。 51 視よ、われ汝らに奧義を告げん、我らは悉とく眠るにはあらず、 52 終のラッパの鳴らん時みな忽ち瞬間に化せん。ラッパ鳴りて死人は朽ちぬ者に甦へり、我らは化するなり。 53 そは此の朽つる者は朽ちぬものを著、この死ぬる者は死なぬものを著るべければなり。 54 此の朽つるものは朽ちぬものを著、この死ぬる者は死なぬものを著んとき『死は勝に呑まれたり』と録されたる言は成就すべし。 55 『死よ、なんぢの勝は何處にかある。死よ、なんぢの刺は何處にかある』 56 死の刺は罪なり、罪の力は律法なり。 57 されど感謝すべきかな、神は我らの主イエス・キリストによりて勝を與へたまふ。